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研究会の紹介 会長挨拶

会長挨拶

「安全技術で、リスク低減の実現」

 当会は1992年11月に発足して以来、生産現場の機械設備で生じる災害撲滅に向けての技術的対応を四半世紀にわたって研究してきました。  発足当時と比してみると、労働災害での死亡者数は約2,300人から1,000人を下回るまで減少しましたが、労働災害の実体を示す労災保険新規受給者数(業務災害)は依然として年間約68万人という大きな数字です。
 被災された方、そのご家族のことを考えますと、一人でも少なくなるように不断の努力が欠かせません。
 この労働災害の原因を分析すると、技術で防げる労働災害がかなりあることに気づかされます。
 当会にとって、この問題に真摯に向き合い、解決策を提示して、活用していただくことが使命であろうと考えます。

「機械安全専門家との交流の場」

 そのために求められる技術に関する研鑽の場が本会でありましたし、これからも最も大切にしていかなければなりません。
 私たち安全技術応用研究会は、理にかなった安全、つまり、なぜよいのかを説明できる安全の確立、言葉を代えれば「普遍性のある安全の確立」を目指して参りたいと思います。
 このことが、機械などによる事故・災害を根本的に減らすのみならず、生産性も向上することにつながると確信しています。
 安全技術応用研究会が、会員にとって有用な会であると共に、日本の安全のためにも有用な会であることを目標に活動して参ります。

一般社団法人安全技術応用研究会
会長 中村 瑞穂